アイシングに氷は不要!アイシング最新事情

キンキンの氷で冷やす …は時代遅れ、というより危険です

アイシングはケガや疲労による炎症対策としてスポーツの現場で行われるポピュラーなケア方法の一つです

 

一昔前と異なり 最近の研究では、やみくもにキンキンの氷で患部を冷やす… は御法度とされ「より症状を悪化させてしまうこともある」という結果が出ています

 

今回は”2016アイシング最新事情”を説明してみます

normal_convert_20160908120537

■炎症とは?

誰でも耳にしたことがある「炎症」、どのような状態を炎症と呼ぶのでしょうか?

競技やトレーニングなどで身体の組織に損傷が起こると体内から痛みの物質が発生します

痛みの物質=発痛物質にはヒスタミン・ブラジキニン・プロスタグランジンなどがあります

これらの物質によって痛みが発生するのと同時に、血管内では血の流れが悪い状態=「虚血」状態が起こり、その後 血液内の成分が血管の外に溢れ出ることにより患部に炎症として腫れが起こります

 

ここで勘違いしてはいけないのが「炎症=悪」ではないということ!

 

炎症は治癒する過程で必要な生体反応であり、身体の防御反応であるため とて大切なことです… とはいえ炎症や腫れがひどいと関節の動きに制限が生じたり、筋力が低下したりと様々な二次的な障害が生じてしまいます

 

つまり、「炎症=善」ですが「炎症の二次的障害=悪」となります

 

以上のことから炎症による二次的障害が身体に悪影響を及ぼすためアイシングが必要となるわけです

icing

■効果的なアイシングとは

スポーツの現場において「炎症」といえば「アイシング」がポピュラーな対処方法ですが、アイシングに否定的な意見があるのも事実です

先に述べたように炎症は身体にとって治癒する過程で必要な生体反応です
アイシングは この生体反応を制御するので悪化とまではいきませんが組織の修復を阻害しています

しかし炎症を抑制しなければ二次的な障害として関節の動きに制限が生じたり、筋力の低下、痛みの増長を招いてしまいます

 

では、どのようにアイシングすればよいのでしょうか?

答えは「生体反応を制御し過ぎず炎症を制御すればよい」のです

 

最近の研究結果では(臨床スポーツ医学/光文堂 ~ アイシングが生体に及ぼす効果 ~ 小笠原一生)

 

アイシングによる消炎効果と酸素やエネルギーの供給および老廃物除去のための血流が保たれる より良い温度は「27℃」であるとされている

 

この研究では「3℃」「27℃」「37℃」でのアイシングで比較、結果「27℃」 でのアイシングが一番の消炎効果がありました

また

 

アイシングのみよりも「圧迫」を併用しながらのアイシングにより消炎効果があった

 

とも報告されています
以上のように、炎症は身体にとって必要な反応なので過度に その反応を阻害せずにアイシングを行うことがポイントとなります

normal_convert_20160908121455

■まとめ

アイシングの重要ポイント

①キンキンな氷水は使用せず さらの水道水を使用する(27℃にナーバスにならなくても水道水でアイシングすれば数分で温度が上昇します、冷感が無くなったら水を取り替えましょう)

②患部を圧迫しながらアイシングする(圧迫機能付きのアイシングサポーターも販売されていますがタオル・バンド・サランラップなど身近な物でも代用可能です)

 

アイシングには炎症を抑える効果があります
とはいえキンキンに冷えた氷水で行うと逆効果、患部の血流が悪くなったり悪循環が起こってしまい治癒を遅らせてしまう場合があります

疑問・質問がありましたらコメント欄よりお知らせ下さい
正しいアイシングを実践し よりよいコンディション作りを目指して下さい!






「アイシングに氷は不要!アイシング最新事情」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です