牧野紘子(まきの ひろこ)2017世界水泳ハンガリー大会 日本代表

牧野紘子 1999年8月20日 東京都新宿区(千葉県生まれ) 162cm 52Kg

■2017世界水泳 派遣標準突破種目 バタフライ(専門種目は個人メドレー)

■幼少期を過ごした大阪府で3歳から水泳を始める 東京スイミングセンター 東京ドームスイミングスクール 新宿区立津久戸小学校 東京大学教育学部附属中等教育学校

■担当コーチ 飯塚正雄

■経歴

兄の通うプールについていき、泳ぎ始めたのは3歳のころ。小学校1年生のとき、大阪から東京へと転居して、近所のスイミングクラブに入会。2年生から全国JOCジュニアオリンピックカップの個人メドレー種目に出場。6年生のときは学童新記録を連発して注目を集めた。

同じクラブの先輩選手たちが出場した北京オリンピックのときは、小学校3年生だった。クラブのみんなとliveでテレビを見ながら応援し、北島康介選手の金メダルに沸き、感動した。スポーツ観戦が好きだった牧野選手は、そのころから「いつかオリンピックに出られたらいいな」と思うようになったという。「小学生のころは泳いだら泳いだ分、記録が伸びるのが楽しくて、何のプレッシャーもなく泳いでいました」。

中学は、「水泳だけでなく、勉強もしっかりやりたくて」、独自の6年一貫教育で知られる、東京大学教育学部附属中等教育学校に進学。好きな科目は数学。水泳の練習と勉強の両立は、まったく苦にならないという。学校が終わると、20時頃までクラブで練習。その後、帰宅して夕飯を食べてから、2時間ほど机に向かうことが、毎日の習慣となっている。

中学1年生の夏、全日本中学生選手権・個人メドレー2種目で優勝。アジア選手権の400m個人メドレーでも優勝したが、2年生になると、初めての壁にぶち当たった。泳いでも、泳いでもベストタイムが出ない。「すごく落ち込んで、私ももう終わりなのかなと悩みました」。現状から抜け出すために、環境を変えることを決断し、現在所属しているスイミングクラブに移籍。コーチを信頼して練習に集中し、同学年の選手の成長からも良い刺激を受け、少しずつ記録も伸び始めた。3年生では中学新記録も何度か塗り替え、全中や国体で優勝。国際試合では同世代と自由形のリレーを組み、中学新記録も樹立した。

■東京スイミングセンター→東京ドームスイミングスクールへの移籍がばっちりハマる
東京オリンピックでの活躍が期待される、同世代のライバルスイマーたちが、大きくクローズアップされたこの1年。「負けたくないというより、みんながいい結果を出すと、自分もやってやろう!という気持ちになります。普段は仲がいいし、試合のときも、みんなの応援が聞こえるとモチベーションも上がる。泳いでいるときは一人ですが、支えてくださる人や一緒に頑張る仲間がいるので独りではないというか。所属チームの中高生は、みんな本当に仲が良くて、練習のときの雰囲気がすごく明るい。水泳は個人競技ですが、チームワークで高め合える面もあると思います」。

今は練習がとにかく楽しいという。「苦しいこともあるけれど、私はやっぱり水泳が好き。泳いでいるときは、何も考えなくていいし、夢中で泳いでいるとストレスも発散できます」。

 

■哲学書はスラムダンク
父親が所有するバスケットボールマンガの『スラムダンク』を全巻読んでいる。「選手同士が衝突して、ケンカもして、いろいろあるけれど、最後のところではチームが一つになっていく。勝てるわけがないと言われるチームを相手に、みんなの予想を覆して勝つのがすごいなぁと」。

 

■2017世界水泳から2020東京五輪へ
個人メドレーだけでなく、最近伸びている200mバタフライにも力を入れている。「まだラストでバテてしまうという課題があるので、後半まで戦えるスタミナをつけたい。東京オリンピックまで、とにかく地道に努力して、できる準備を全部して、自信をつけていきたい。そしてメダルを取りたいです」。

 

■個人メドレー=勉強×水泳の両立
個人メドレーとは、一人で「バタフライ→背泳ぎ→平泳ぎ→自由形」を泳ぐ種目である。200mと400mの2つの距離がある。1種目の練習でも大変だと言われるが、牧野選手は全部の泳法を日々練習している。また水泳だけではなく、勉強もしっかりやりたいと、進学先を自分で選び、練習で疲れていても、予習復習を欠かさない。いろんなことにチャレンジするのが好きな、オールラウンダー。貪欲な姿勢で得意なことも、苦手なことにも取り組んでいる。勉強では理数を得意とし、公民が苦手。泳法ではバタフライを得意とする。





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