うつ・やる気が出ない・気分が乗らない… お灸でツボ刺激

うつ病は治療を続けていても、いつ症状がでるかわからない。

自分では思っていなくてもストレスを感じたり、過緊張になってしまったり、寝付きが悪いなど いつでも起こる可能性がある。そういった時に少しでも緩和させるためにも「日々のお灸」を実践してみましょう。

■うつ病は脳細胞の萎縮

うつ病は、慢性的なストレスで脳細胞が萎縮してしまった状態。神経伝達物質が減り脳細胞同士の連絡が途絶え脳のはたらきが低下している状態である。働きが低下しているのは脳だけでなく、ストレスにより自律神経も乱れている。自律神経の働きが悪くなると、メンタル症状だけでなく、身体症状も出て来てしまう。

■うつ病は身体の様々な内臓の働きに影響

最初のうちはストレスに立ち向かうため、戦闘モードの交感神経が活発になる。心身はつらいが、まだ何とか頑張ることが出来る状態。
慢性的に交感神経の過活発が続くとリラックス出来ず緊張を解くことが出来なくなってしまい、心臓・肺・胃腸・筋肉などに様々な交感神経の働き過ぎによる症状が出て来る。

■交感神経の働き過ぎは内臓以外にも影響

●心臓・肺 → 胸苦しさ・息切れ・動悸
●胃腸 → 口渇・ドライマウス・食欲不振・胃腸炎・便秘
●筋肉の緊張 → 肩こり・頭痛・腰痛・睡眠障害

■お灸で心の「アクセル」「ブレーキ」を調整できる

交感神経の過活発な状態が続くと、やがて環境の変化に合わせてうまく変動できなくなる。
アクセルの交感神経を緩めることはもちろん、踏み込むことも出来なくなってしまう。余計な場面で活発になったり、必要な時に活発になれず臨機応変に対応できなくなる。
また、交感神経が活発になれないと相対的な副交感神経の働き過ぎ、ブレーキの利き過ぎが起こる。起床困難や倦怠感、めまいや立ちくらみ、吐き気などの副交感神経症状が出て来てしまう。
日々の お灸は、こうした「アクセル」「ブレーキ」の調整に役立つ。

■うつ病の東洋医学的な見方

●外因と内因のバランスの崩れが原因

東洋医学における うつ病の原因は、風・寒・暑・湿・燥・火の六気(ろくき)が気候の急激な変化により邪気(じゃき)となった外因(がいいん)と、喜・怒・思・憂・悲・恐・驚といった感情を構成する7つの要素である七情(しちじょう)のバランスが崩れたことによって発生する内因(ないいん)であると考えられている。

●湿が「悪い気」邪気に変化し身体を攻撃する

外因では、身体を暖める源である太陽に当たらなくなることで、邪気から身体を防衛する「陽気(ようき)」の働きが弱まる。すると、秋の長雨の時期に「湿(しつ)」が邪気に変化した「湿邪(しつじゃ)」が体内に侵入しやすくなると考えられる。湿邪は重く停滞し、しつこい頭や腰・四肢の重だるさの原因となる。

●甘い物を好んで食べる人は要注意

湿邪は脾臓や胃といった内臓に対しても影響を及ぼす。脾臓や胃は五行思想(ごぎょうしそう)の分類では土(ど)の性質を持つ。また、食物の味を五行で分類すると「甘(かん)」、つまり甘いものも同様に土に分類されるのですが、湿邪により犯された状態では、脾胃のエネルギーを補給するために甘い物を食べたくなってしまう。これは、うつ病の特徴である甘い物を欲するというものと一致している。

●湿邪は「思」を攻撃する

東洋医学では内臓は感情とも密接に関係していると考えられている。湿邪が最も影響を及ぼす脾胃は同じ土に分類される「思(し)」という感情と最も深く関わっている。「思」は深く考え込む、思い悩むという感情である。「思」が湿邪によって影響を受けると、さらには精神活動を司る神気(しんき)の一種である「意(い)」を傷つけ、この状態になると物思いに苦しみ、こころが落ち着かなくなると考えられている。また、このように「意」が傷つき神気が乱れた状態は、身体がだるく眠気があるのに寝つけないといった不眠の症状を引き起こすとも言われている。

 

※身体を防衛する陽気が損なわれる
→湿邪が体内に侵入する
→湿邪により内臓の脾胃や感情の「思」が影響を受ける
→「思」の影響により「意」が傷つけられる


■うつ病に効くツボ

うつに利くツボ

 

■合谷 ごうこく

※人差し指と親指の間のくぼみ

「万能のツボ」とも言われており全身調整として使われている有名なツボです。

■太白 たいはく

※足の第一指付け根、大きな関節のくぼみ

血圧を正常にコントロールするツボ、低血圧で血液循環が停滞し 疲れやすい・不安・だるい・不眠など様々な症状に有効。

■神門 しんもん

※手首の横じわの小指側の少しくぼんだ場所

副交感神経を優位にしリラックスした状態に心身を導く。緊張した時やイライラしたり精神的に不安定なときに効果的でパニック障害にも効果がある。

■内関 ないかん

※手首の中央から指3本分下がった場所、2つのコリコリした筋の間

内臓と深く関わっているツボと言われているが、消化器系だけでなく自律神経を調整してくれる効果もあるのでストレスなどの精神的な部分にも効果がある。


 

他にも様々な「心に効く」ツボがありますが

・身体を守る陽気を充実させることが重要、そのためには身体の陽気が集中する「合谷」を温める。
・脾胃のエネルギーを高めておくことで、思への影響を防ぐことができると考えられるので「太白」を刺激する。
・心の安定・思・意 の充実を図る為に「神門」「内関」を温め元気にする。

という考えから今回は4つのツボを紹介させて頂きました。以上の4箇所に就寝前などに毎日、3~5壮のお灸を施してあげて下さい。「あちっ!!」と感じたら止め時です。2~3週間続ければ「あれっ?やる気スイッチ入っちゃった?★」と実感出来るでしょう。

日頃から日光に当たっておくことや生活リズムを整えること、兆候を感じたら医療機関を受診し適切な医療を受けることが大切であることは言うまでもないが、東洋医学の観点ではこうした手軽にできることで冬季うつ病を予防することが可能だと考えられています。ぜひ お試し下さい!

sh!!bash!


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