野球賭博問題で1年間の失格処分となった高木京介投手に巨人が契約解除を通達。
■1年間の失格と制裁金500万円
プロ野球の熊崎勝彦コミッショナーは22日、巨人の高木京介投手を野球賭博に関与したとして1年間の失格とし、巨人に制裁金500万円を科す処分を発表しました。
日本野球機構(NPB)の調査委員会から処分案の提出を受けて裁定し処分は22日付となります。
一連の野球賭博・円陣問題は こちらでも触れているので参考にして下さい。
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■福田・笠原・松本の3元選手は無期失格
昨年11月に野球賭博に関わっていたとして処分を下された福田・笠原・松本の3元選手は無期失格処分。
熊崎コミッショナーは高木投手の1年間失格処分について「程度、期間、後の対応を客観的に見て、3選手との間に相当な差異が認められる」と説明しました。
■巨人は契約解除を伝える
巨人は1年間の失格処分となった高木投手について、本人に対して契約の解除を伝えたことを発表しました。
都内で会見した巨人の久保博球団社長は「開幕直前のこうした時期に野球ファンの期待と信頼を損なうことになり、野球ファンの皆様にあらためておわび申し上げたいと思います」と謝罪しました。
■プロ野球に汚点…と反省
巨人の森田総務本部長によると、契約解除が伝えられた高木投手は
関係者、チームメート、ファンの皆様に対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。
あらためて、おわびしたい。
自分はプロ野球に汚点を残してしまった。
今後の人生では自分が起こしてしまったことを深く反省したい。
と話していたそうです。
■1年間の失格は予想してなかった…
今後について、
1年間の失格は予想してなかった。どう考えていいか分からない。
同じようなことをしたのに福田さんたちが、無期の失格だと思うと心が痛い。心が苦しい。
自分がやったことの重さを考えると、とても野球をやる資格はないと考えていた。
予想しない裁決で、今はどう考えていいか分からない。
と話したことも明かされた。高木投手自身も「無期失格」を覚悟していたのでしょうね。
■twitterでの世間の反応
あえて厳しい意見を探して載せたわけではありません。この記事を書いている時点では、高木投手を擁護する意見は少数派でした…。僕が想像している以上に世間の目は厳しいようです。
野球賭博、ひどいな。高木投手、たった一年の資格停止だけなんだ。ズルズルもいいとこだな。あんなんでスポーツマンシップ語ってほしくないな。もっと素直に是に稼げる選手ほど厚遇します賭博OKですって言っちゃえばいいじゃん。
— 玄くま@絶望の淵に沈む…。 (@45Bears) 2016年3月22日
知ってる人いたら本気で教えて欲しいんだけど、最初の3人が解雇(無期資格停止)でこいつはたったの1年な事について、「選手として使える」以外に何か理由あるの?#野球賭博
野球賭博問題 高木投手を1年間の失格処分に | NHKニュース https://t.co/MK0BFARKDf
— 竜 (@ryuuchris) 2016年3月22日
野球凄いな、規約(野球協約)に「永久失格」って明記してあるのに、この選手だけ勝手に永久⇒1年に変更しちゃうとか
野球賭博で巨人・高木投手に1年間失格処分 NPB :日本経済新聞 https://t.co/ew3MzTIFl8 pic.twitter.com/S0tFyDTSYQ— saboten_no_hana (@saboten_no_hana) 2016年3月22日
■張本氏、高木投手を擁護
球界の御意見番(たびたびその発言が物議を醸し”老害”との批判もある)、張本勲氏がTBS系「サンデーモーニング」で、高木投手の野球賭博関与について「援護するんじゃないですが」と前置きしたうえで
「(自分が投げた試合で)敗退行為(八百長行為)をしてない。自分のお金で賭け事した。まだ26歳。なんとか更生の道を開けてあげてほしい」
と語りました。張本氏は開口一番、「大バカ者。両親に死ぬほど心配かけて、友人知人に迷惑かけて」とバッサリ、苦虫を噛み潰したような表情も見せました。
だが、高木の賭博が八百長行為ではなかったことを重要視し「賭け事が好きな人もいる」と擁護しました。高木投手の会見の様子には「自分の子どもだったら」と思わず感情移入。
「会見を見ていて涙が出そうだった。もうすぐ子どもも生まれる。ペナルティを課してもいい。でも、ちょっとだけ道を開けてあげてほしい」
と更生のチャンスを訴えた。さらに
「これからまだ50年も、60年も生きていかなきゃいけない。気持ちを切り替えて欲しい」
と後輩を諭すように語りけていました。張本氏の これまでの論調や考え方からすると今回の高木投手への見解は「意外」と感じた方が多かったはずです。”まさか あの張本氏が高木投手をかばうとは…”ネット上でも話題となりました。
■twitterでの世間の反応
ホリエモン氏をはじめ高木投手を擁護した張本氏へは批判的な意見が大多数を占めていました。
が、少数派である賛同的な意見をつぶやく人たちの中に「冷酷・非道」で名を馳せた総合格闘家の青木真也選手を発見し思わず微笑んでしまいました。
青木選手も優しいところ あるんですね 笑。
なんつーか身内には甘いな笑
張本勲氏、高木京介投手について「更生の道をつくってあげて」 – https://t.co/SpqH9KrAco— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2016年3月15日
高木京の時や清原に対してはろくすっぽ気の入った喝をしなかった、身内びいきで他球団と他スポーツにだけ失礼で厳しい老害張本さんこそスポーツ界発展のために早くお亡くなりになれよ。サンデーモーニングは張本クビにしてホラッチョ川上コメンテーターにした方が114514倍マシだぞ。
— 愛宕山 (@HTH_1557_1630) 2016年3月19日
張さんは喝だ!と言ってる印象しか無いのだけども流石のコメント。
野球に詳しくないので高木選手を知らなかったのですが今までの努力、才能、成績をこれで全て潰してしまうのも違うのではないかと思います。野…https://t.co/o1rg5oB01x #NewsPicks— 青木真也 shinya aoki (@a_ok_i) 2016年3月13日
■処分の差が不明瞭
僕は熱狂的な巨人ファンでもなく 高木投手のファンでもありませんが、「1年の欠格処分」は球界への復帰の道が残されたので良かったと思っています。
ただ、熊崎コミッショナーは 処分の差について「程度、期間、後の対応を客観的に見て、3選手との間に相当な差異が認められる」と説明しましたが、釈然としません。
●高木投手
1年の欠格処分 巨人に制裁金500万円
●福田・笠原・松本 3元選手
無期失格処分 巨人に制裁金1.000万円
処分が軽い、重い…というより NPBの中で どのような異論や調査が尽くされて、これらの処分に至ったのか まったく説明が足りていないと思います。
野球には他のスポーツとは異なり独特の「厳しさ」が存在します。挨拶・上下関係・生活規範・道徳…etc. 少年野球チームでも徹底的に教育されることが珍しくありません。
それは それで悪いことだとは思いませんが、僕の周囲でも「”管理する大人・指導する大人”がズブズブで だらしがない…」という場合があり見ていて辟易します。
日本野球の頂点であるプロ野球を統括する機関であるNPBが こんな態度では高校野球・少年野球の子供たちに示しがつきません。
僕みたいな人間は「やっぱ水泳だな★」と わが子に野球以外のスポーツをおすすめしたくなってしまいます 笑
sh!!bash!