ジュニアスイマー栄養学★合宿・遠征大会編

わが家の太郎(中学3年生)の所属クラブでは毎年 夏の全国大会前に約2週間の強化合宿を行っています。
合宿明けの遠征大会ではベストコンディションを保ち、本番でいかに持っている力を発揮できるかがカギになります。
そこで「大事になるのが食事!」とはわかっていても失敗してしまう遠征大会… 今年も惨敗でした 涙。

今回は合宿や遠征大会での栄養管理に関するポイントや課題を解説していきたいと思います。

合宿や遠征大会では場所によっても違いはありますが、自宅と同じような環境では食べられないことがほとんどです。
味付け、メニュー、量… なかなか慣れることができません。
選手の中には現地の料理がほとんど食べられずに体調を崩したり、体重が減ってしまう選手も数多くいます。

2017年 鹿児島での全国中学前、中学生スイマーたちに「環境が変わってもきちんと栄養補給について自分自身で考えたり工夫ができる選手になる」を目的に、栄養講習を行い基礎知識から伝えていきました。
「聞いたことがある」という選手もいれば、まったく初めての選手もいて、個々の知識・意識はバラバラでした。

■ 基本は「栄養フルコース型」の食事

合宿中、ホテルでの食事はバイキング形式ということが多々あります。
どのような料理をお皿に盛りつけるかで、栄養に関する考え方や基本的な知識が見えてきます。

まず、栄養バランスよく食べる方法として身に付けて欲しいのが、これまでも紹介している「栄養フルコース型」の食事です。
栄養フルコース型とは、(1)主食(炭水化物)(2)おかず(たんぱく質・ミネラル・脂質)(3)野菜(ミネラル・ビタミン)(4)果物(ビタミンC・炭水化物)(5)乳製品(ミネラル・たんぱく質・脂質)から成るメニューのことを示します。

常に この5つのメニューを頭に入れておけば「今日の食事では乳製品が足りないから、あとからコンビニで牛乳やヨーグルトを買おう」といった発想になるのです。

都市部ではスーパーやコンビニなどを利用すれば手に入れることはできると思いますが、中にはそれすら難しい地方もあります。
その場合はサプリメントを有効に活用して、栄養不足にならないよう事前準備をしっかり行うことが大切です。

■ レース前の食事のポイント

「レース前の食事」に関しては、こちら を参照してください。

消化のことを考えると、エネルギーになりやすい炭水化物をベースにして、試合開始3~4時間前までに食事を終わらせておくのがベストです。

しかし、競泳の大会はタイムテーブル通り進行しなかったり、レースとレースの間隔が短かかったりで、 昼食や軽食を食べる時間がゆっくり取れない場面が多くあります。

日本では考えられないことなのですが、国際大会ではレースに大会運営側が用意してくれるケータリングでハンバーガーが出てくることすらあります 笑。

そんなとき、どんなお弁当を選ぶか、また用意されたお弁当の中身を見て試合時間から逆算して食べるものや食べる量を調整できるか、という点もポイントになってきます。

例えば、唐揚げなど揚げ物中心のおかずを試合前に食べて、胃がもたれてしまう、といったことがないよう、できるだけ消化の良いものをチョイスする、または おかずは残して、その分エネルギーになりやすいおにぎりを自分で用意する。
こういった工夫が大切です。

「合宿や遠征大会に持っていくと便利な食品」についてまとめましたので、みなさんも参考にしてみてください。
自宅と同じように食べることは不可能ですが、少しでも近づけることはできると思います。
ここぞ!という大事な試合に備えて事前に準備をすることは、ホームであってもアウェイであっても変わりません。

日々の練習の成果を試合で十分に発揮するためにも、日頃から食事や栄養補給についての意識を高め、取り組んでいきましょう。
そして1人でも多くの選手が「全国の舞台で飛躍する選手を目指したい」と高い意識を持って頑張って欲しいと思います。




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